造影超音波
ぞうえいちょうおんぱ
概要
造影超音波は肝臓の腫瘤、乳房の腫瘤を検査する場合に行います。超音波の撮影を行いながら、超音波用造影剤(ペルフルブタンマイクロバブル:ソナゾイド®)を静脈から注射します。この造影剤はペルフルブタンという気体の小さな泡で、投与後は肺から呼吸により体外に排出されます。
所要時間
40分~60分程度 若干前後する場合があります。
検査を受ける前に
卵アレルギーがある方、超音波造影剤の副作用歴がある方は造影剤が使用できませんので事前にお知らせ下さい。
妊娠中又はその可能性のある方は事前にお知らせください。
検査当日
肝臓を検査する場合、検査前6時間は食事をしないで下さい。水やお茶などの水分制限はありませんが、牛乳やミルクティーなど脂肪を含むものは胆嚢が収縮してしまいますので飲まないで下さい。
乳腺を検査する場合は特に制限はありません。
超音波造影剤を使用しますので、検査日には発泡剤を利用した消化管検査は行えません。
検査の実際
検査台に寝ていただきます。
検査する部位に探触子(プローブ)と呼ばれる機械をあてて検査をします。
検査部位の皮膚と探触子を密着させ超音波を通しやすくするために超音波用ゼリーをぬります。
肝臓を検査する場合、造影剤注射後に長めの息止めをしていただきます。できる範囲で構いませんのでご協力下さい。
検査後の注意
注射針抜針後は出血が止まるまで圧迫して下さい。
その他、造影超音波検査に伴う制限は特にありません。
文責:
放射線診断科
最終更新日:2015年9月11日