尿素呼気試験
にょうそこきしけん
概要
胃にヘリコバクター・ピロリ菌がいるかどうかを調べる検査です。ピロリ菌に感染していると、胃の中の尿素はピロリ菌が分泌するウレアーゼという酵素によって、アンモニアと二酸化炭素に分解され、二酸化炭素は、呼気中に排出されます。この原理を利用して、尿素を含んだ検査薬を飲んでいただき、内服前後の呼気を調べることによって、検査薬中の尿素からの二酸化炭素量を求めて、ピロリ菌の存在を診断します。
所要時間
約30分
検査を受ける前に
空腹で検査を受けてください。
- 午前中に検査を行う場合は、朝食を摂らずにお越しください。
- 午後に検査を行う場合は、昼食を摂らずにお越しください。
(飲食した場合は検査ができなくなります。)
検査の実際
- 専用バックに呼気を吹き込みます。(お薬服用前の呼気です。)
- 検査薬1錠を服用します。
- 20分後にもう1度、専用バックに呼気を吹き込みます。
※検査が終了するまでは、飲食および喫煙はしないでください。
検査薬服用後は、椅子などに静かに腰掛けてお待ちください。
文責:
臨床検査科
最終更新日:2018年3月30日