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ホーム > 検査を知る > 心臓、肺、腎臓、脳、筋肉の機能の検査 > R-R間隔検査(心拍数変動検査)

R-R間隔検査(心拍数変動検査)

R-R かんかくけんさ(しんぱくすうへんどうけんさ)

概要

  1. R-R間隔検査とは
    • R-R間隔検査とは自律神経の機能の異常を調べる検査です。
    • 特に糖尿病の患者さんに多くみられる自律神経の機能障害の程度を検査するために多く用いられます。
  2. 自律神経と心拍数変動とは
    自律神経とは、手を動かしたり、物を触ったことを感じる神経とは対照的に、胃腸を動かしたり、汗をかいたり、瞳孔を絞ったりするような不随意な機能を制御する神経です。糖尿病の患者さんではこの自律神経の障害がよくみられることが知られており、そのため下痢や便秘を繰り返す、立ちくらみが起きるといったことがみられます。
    心臓は規則正しく脈を打っていますが(心拍と呼びます)、この心拍には健康な方でもゆらぎがあることが分かっています。このゆらぎのことを心拍数変動と呼びます。心拍数変動は自律神経の障害があると少なくなるため、心電図の検査を利用してこの心拍数変動を測定し自律神経の機能の障害を調べることができます。この検査がR-R間隔検査(心拍数変動検査)です(図)。

所要時間

およそ10~15分程かかります。

検査を受ける前に

  1. 検査前はお茶、コーヒーなどの刺激物は避け、禁煙・禁酒してください。
  2. 検査当日は安静にしていてください。
  3. 手首、足首に心電計の電極をつけるため、女性の場合、ストッキングなどの着脱の準備が必要です。電極をつける時に特に痛みなどはありません。
  4. 不整脈がある方や脈拍をゆっくりにするお薬をお飲みの方は結果が不正確になることがあります。

検査の実際

ベッドに仰向けに寝て、手・足首に心電計のクリップを挟み、機械で心電図を10分程度測り続けます。測定している心電図は通常の心電図と同じですが、脈拍の変動を記録します。

検査後の注意

検査に伴った制限や注意事項は特にありません。

図

文責: 腎臓・内分泌・代謝内科外部リンク
最終更新日:2024年10月22日

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