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ホーム > 検査を知る > 画像検査 > 造影X線検査 > 逆行性腎盂尿管造影

逆行性腎盂尿管造影

ぎゃっこうせいじんうにょうかんぞうえい

概要

尿管、腎盂に結石やがんが疑われる場合、CT等でも診断が難しい場合に診断を確定するために行われる検査です。
膀胱鏡を尿の出口から挿入し、尿管の膀胱への出口を確認し、カテーテル(細いストローのような管)を尿管に挿入して造影剤を注入する検査です。この検査によって尿管、腎盂の形状を詳しく調べる事ができます。

所要時間

30分から60分

検査を受ける前に

一般的には男性の方は入院して腰椎麻酔下に検査をします(男性は陰茎があるため尿道が長く、膀胱鏡を挿入するのに痛みが伴うため)。女性の方は入院せずに局所麻酔のみで検査をします(もちろんご希望があれば入院の上、腰椎麻酔とします)。入院しない方は、検査当日は検査予約センターで来院手続きをしてから検査室へお出で下さい。

  • 検査前日、事前に処方されます下剤を就寝前に服用して下さい。
  • 検査当日の食事は、検査前(午前の場合は朝食、午後の場合は昼食)は食べられません。少量の飲水は可能です。
  • 検査施行前には排尿を済ませておいて下さい。

検査の実際

  • レントゲン台で両足を開脚する姿勢(砕石位)をとります。
  • 尿道から膀胱鏡を挿入して検査します。
  • 尿管カテーテルの操作中痛みを伴う事があります。我慢出来ない痛みの場合にはその旨を教えて下さい。鎮痛剤使用の指示は医師から出されます。又、 緊張を緩和するよう、自然にゆっくりと口で呼吸して下さい。
  • 器械が挿入されているので、動かないようにして下さい。 尿意があれば知らせて下さい。

検査後の注意

  • 尿路感染の予防の為、飲水を励行して下さい。
  • 気分不快がなければ、食事制限はありません。ただし腰椎麻酔をうけた方は検査後3時間は水分もとれません。
  • 安静度は医師から指示が出されます。
  • 排尿時痛・排尿困難・血尿・腹部重圧感等が出現する可能性がありますが、これらの症状は一時的なものであり、心配はありません。症状が強く、継続する場合は、医師に伝えて下さい。外来の方は、電話で泌尿器科外来に連絡して医師に相談して下さい。
図

文責: 泌尿器科外部リンク
最終更新日:2017年2月28日

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