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心理発達テスト

しんりはったつてすと

小児科では、身体の病気以外にも、心身の発達や行動の問題、幼稚園・保育園・学校での悩みへの対応も行います。お子さんの症状や問題をより詳しく知るために、心理発達テストを行うことがあります。このテスト結果は、育児の支援計画や診断・治療に役立てることができます。心理発達テストは、あくまでも判断材料の1つであり、お子さんのことが全て分かるわけではありません。例えば、発達に何らかの問題がありそうなときに、その程度や性質を調べ、得意・不得意を探ります。検査後、保護者や本人へ説明をして、長所を伸ばし、問題を解決する方法を一緒に考えます。

7歳くらいまでのお子さんを対象に、保護者への聴取で行う発達検査には、遠城寺式幼児分析的発達検査法、津守・稲毛式乳幼児精神発達診断法、日本版デンバー式発達スクリーニング検査があります。本人に実施する検査には、Bayley乳幼児発達検査があり、新版K式発達検査は大人まで適用できます。

言語能力や見聞きしたことを処理する力を調べて、発達年齢(DA)・発達指数(DQ)・知能指数(IQ)といった発達の程度を知ることができる検査には、先にも述べた新版K式発達検査、WPPSI知能診断検査、WISC検査、田中ビネー知能検査、K-ABC検査があります。

お子さんの葛藤(つまずいている気持ち)をみつけるための検査には、P-Fスタディ、SCT、ロールシャッハテストなどがあります。自由にありのままの気持ちを表現してもらい、自分や親のイメージを理解し、葛藤をほぐすきっかけにします。成長に伴い必要があれば、検査を数年ごとに行い、変化を確認できます。

文責: 小児科外部リンク
最終更新日:2024年1月12日

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