音声ブラウザ専用。こちらよりメニューへ移動可能です。クリックしてください。

音声ブラウザ専用。こちらよりメインコンテンツへ移動可能です。クリックしてください。

KOMPAS 慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト
お探しの病名、検査法、手技などを入れて右のボタンを押してください。
慶應義塾
HOME
病気を知る
慶應発サイエンス
あたらしい医療
KOMPASについて

ホーム > 検査を知る > 皮膚科検査 > 薬剤内服チャレンジテスト

薬剤内服チャレンジテスト

やくざいないふくちゃれんじてすと

概要

薬剤内服チャレンジテストとは、薬剤アレルギーの原因として疑わしい薬剤を実際に少量飲んでみて反応をみる検査です。

  • 原因を特定するのに最も確実な方法ですが、危険を伴うため、血液検査、パッチテスト、プリックテストなどの皮膚検査や他の検査を行っても原因薬剤を特定できなかった場合に行うのが一般的です。
  • 原則として入院をしていただき、検査を行います。

検査を受ける前に

  1. 検査を申し込みする前に、現在服用されている内服薬を確認してください。
    アレルギー反応を抑える薬(プレドニゾロン、セレスタミンなどのステロイド、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤)を服用されている方は、正確な判定のためには検査数日前~検査終了まで薬を飲むのをやめていただきます。ただし、内服薬および検査の必要性によっては、内服中でも検査を行いますので、医師に確認してください。
  2. 薬剤内服チャレンジテストは、アナフィラキシーショック※などの重篤な症状を起こす可能性もあり、危険を伴うため、担当医から検査の必要性、危険性の説明を受け、十分ご理解ください。

※アナフィラキシーとは、急性のアレルギー反応の一つで、じんましんなどの皮膚症状や、ときに呼吸困難、めまい、意識障害などの症状を伴うことがあります。血圧低下などの血液循環の異常が急激にあらわれるとショック症状を引き起こし、生命をおびやかすような危険な状態に陥ってしまうことがあります。これをアナフィラキシーショックと呼びます。

検査の実際

  1. アナフィラキシーなどの症状を起こす場合に備えて点滴を入れます。
  2. 薬剤によっても異なりますが、一般には1回常用量の1/100量の薬剤を内服します。24時間経過をみて陽性反応が出なければ、1/10量、1回量と24時間ごとに増量して内服します。(実際に薬剤を内服する前に、薬剤を10秒ほど口に含んだ後吐き出し、十分にうがいをするうがい試験を先に行う場合もあります)。

検査後の注意

検査終了後、気分不快、呼吸苦、くしゃみ、鼻水、蕁麻疹などの皮膚症状が出現した場合は、直ちに主治医に連絡して指示を受けてください。

文責: 皮膚科外部リンク
最終更新日:2017年2月21日

▲ページトップへ

慶應義塾HOME | 慶應義塾大学病院