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腰椎椎間板ヘルニア

ようついついかんばんへるにあ

概要

背骨(せぼね)の前方部分は骨である椎体(ついたい)と、その間にクッションの役割をする椎間板(ついかんばん)があります。この椎間板は体の重みを支えているために常にストレスを受けています。通常20才ぐらいからこの椎間板は加齢による変化が始まり椎間板の線維が断裂してきます。この断裂部から椎間板の中にある髄核(ずいかく)といわれる成分が突出することをヘルニアと呼びます。

症状

このヘルニアにより背骨の中を通っている神経が押されると下肢に痛みやしびれなどの神経痛が生じ、時に排尿や排便の障害を起こす場合があります。椎間板ヘルニアによる腰痛は神経の圧迫によるもの以外にも、椎間板の障害によるもの、背骨の関節の変形によるもの、背筋や背骨の靭帯(じんたい)の障害によるものがあることが知られています。

診断

近年の画像診断法の進歩により、脊髄・脊椎疾患領域においては非侵襲性かつ迅速な画像診断が可能となっています。一般に単純X線検査、CT検査、MRI検査、脊髄造影検査、神経根造影・ブロック検査などが施行されます。

治療

治療は、症状の程度に応じた安静、消炎鎮痛剤・ビタミン剤・筋緊張弛緩剤の内服、硬膜外ブロック、神経根ブロック、コルセットの使用などの保存療法(手術以外の治療)を行います。保存療法が無効な例、進行性の麻痺や排尿障害を伴う場合は手術の適応となります。一般に椎間板の変性により背骨に不安定性がある場合は、変性した椎間板を切除し、前方あるいは後方進入による椎体間固定術が適応となります。一方、不安定性がない場合は後方より突出した髄核を切除し神経の圧迫を解除する手術が適応となります。

慶應義塾大学病院での取り組み

当院での手術治療は症状や病態に応じて椎体間固定術あるいは後方髄核摘出術を施行しています。これらにおいては積極的に低侵襲手術を主体に行っております。後方椎体間固定術では症例に応じて内視鏡下低侵襲後方固定術(Minimally invasive surgery-posterior lumbar interbody fusion:MIS-PLIF/TLIF)を施行しております。また後方髄核摘出術では皮膚切開(皮切)が約2cmの内視鏡下ヘルニア摘出術(Microendoscopic discectomy;MED)を施行しております。また当教室の土方が考案した経皮的椎間板摘出術を基にして開発された皮切が約6mmの経皮的内視鏡腰椎椎間板ヘルニア摘出術(Percutaneous endscopic lumbar discectomy:PELD)は近年海外にて普及しつつあり、当院においても施行予定です。脊椎内視鏡・低侵襲手術に関しては、あたらしい医療2009年4月をご参照下さい。

内視鏡椎間板切除イメージ図

内視鏡椎間板切除イメージ図

(左)手術前 (右)手術後

(左)手術前 (右)手術後
神経の通り道(脊柱管)へ突出したヘルニアが手術により除去されている。
また、筋肉のダメージが極めて少ない。

文責: 整形外科外部リンク
最終更新日:2011年12月28日

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