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ホーム > 病気を知る > 肝臓と胆嚢とすい臓の病気 > 胆石症、総胆管結石

胆石症、総胆管結石

たんせきしょう、そうかんたんけっせき

概要

胆石は胆汁を元に胆道内につくられた結石で、場所により胆嚢結石と胆管結石、主な構成成分からコレステロール結石とビリルビン(+カルシウム)結石に分類されます。この病気は最近、食生活が欧米に近くなったことや高齢化などで増加傾向にあり、女性に多く見られます。

症状

  1. 胆嚢結石症
    胆石発作といって結石が胆嚢頚部にはまり込んだ場合に起きる症状が特徴です。食後や夜間に突然生じるみぞおち、右脇腹、右背部の激痛で、右肩や胸部、背部に抜けていくことがあり、数十分~数時間後には消失するのが典型的です。脂肪の多い食事がきっかけとなります。
  2. 胆管結石症
    血液検査などで偶然発見される無症状例もありますが、胆管炎を合併するとみぞおちの痛み、悪寒を伴う発熱、黄疸(Charcot 3徴)が認められます。これに意識障害とショックが加わったReynolds 5徴は重篤な状態で化膿性閉塞性胆管炎から感染が全身におよぶ敗血症、多臓器不全症候群に陥ることがあるので緊急対応を要します。

診断

血液検査で肝機能異常や炎症の合併の有無を調べます。画像検査としては腹部超音波やCT、MRI(膵管および胆管を描出するMRCP)、内視鏡検査(膵管および胆管を直接造影するERCP)で結石の大きさや位置を確認します。

治療

  1. 胆嚢結石症
    当科では胆嚢結石症及びそれに伴う急性・慢性胆嚢結石症に対する手術を年間約120~150例行っています。当科では積極的に腹腔鏡下胆嚢摘出術を適応のある患者さんに対して提示しています。クリニカルパスも外来より導入し、大きな合併疾患の無い患者さんの場合手術前日に入院頂き、術後3日目に退院という4泊5日入院での治療が可能となっています。急性胆嚢炎に対しては診療ガイドラインに基づき消化器内科との連携を行いながら、緊急手術、胆道ドレナージ術を含めた全身管理を行っています。小さい結石で無症状の場合はその後に症状が出る可能性が年率1-2%とされ、多くは何も起こらないので経過観察とすることがあります。
  2. 胆管結石症
    総胆管結石症及びそれに伴う急性胆管炎に対しても診療ガイドラインに基づいた保存的治療を消化器内科と連携しながら行い、状況に応じて手術を行っています。保存的治療により改善の見られない、又は重症な急性胆管炎に対しては24時間対応可能な内視鏡センターでの内視鏡的胆道ドレナージを、内視鏡的アプローチが困難な患者さんでは経皮経肝的胆道ドレナージを選択しています。総胆管結石症に対しては内視鏡的アプローチにより乳頭括約筋バルーン拡張術ないし乳頭括約筋切開術を施行し採石術を行っています。大きい総胆管結石でもほとんどの場合は内視鏡的に砕石することが可能ですが、内視鏡的治療が困難と判断された場合は手術も行っています。全身麻酔下の手術を希望されない、又は危険であると判断される患者さんでは経皮経肝胆道ドレナージチューブを留置の上でESWL(体外衝撃波)やEHL(電気水圧衝撃波)を併用した結石症に対する治療も行っています。

文責: 一般・消化器外科外部リンク
最終更新日:2011年12月28日

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