うがい薬
うがい薬は、扁桃炎などのどの炎症や、口内炎、抜歯あとの傷などの口の中の炎症を鎮めたり感染予防、消毒に使われます。
のどや口腔内の炎症 |
抜糸創を含む口腔創傷 |
かぜ等の感染の予防 |
うがい薬の薄め方
薄めすぎたり濃すぎたりしないように正しく薄めましょう。
<アズノールうがい液>
- 濃い青色のうがい液です。
- 手や皮膚・衣服などについた場合は水で洗い流せます。
- 液漏れを防ぐために使用後はキャップをしっかり閉めてください。
<ポピドンヨード・イソジンガーグル>
- 黒褐色の液で特異的な香りがします。
- 目に入らないように注意してください。万が一、目に入った場合は水でよく洗い流してください。
- 使用時に薄めて早めに使用してください。
- 衣服についた場合は水で洗い流せます。
<ネオステリングリーンうがい液>
「口腔内の消毒」あるいは「抜歯創の感染予防」のどちらかによって薄め方が異なります
*「口腔内の消毒」→ねじ山の下の線までの量をキャップ1杯 約2mL
**「抜歯創の感染予防」→ねじ山がすべて隠れる量をキャップ1-2杯 約5-10mL
うがいの方法
1~7の動作を2~3回繰り返して上手にうがいしてください。 |
注意
歯を抜いたとき、または手術などを受けたときは、処置した部分の血液が固まりにくくなり、出血が続く場合がありますので、激しくゆすぐのは避けてください。
副作用
口の中やのどの刺激感、荒れなどの症状が出たり、ヨードの含まれたうがい薬(イソジンガーグル)使用で悪心を感じましたら、すぐに中止し医師に相談してください。
保管上の注意
- 直射日光を避けて、室温に保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
うがいの時に飲んでしまいました。だいじょうぶ?
薄めた液を飲んだぐらいでしたら問題ありません。
歯が着色する?(イソジンガーグルの場合)
用法・用量、薄め方などに従って通常の使用をしている場合は心配ありません。
使用量や使用期間によってはヨウ素が着色する場合がありますが、時間の経過とともに元に戻ります。
長期間使用しても大丈夫?(イソジンガーグルの場合)
甲状腺機能が正常であれば、通常の使用をしている場合には問題ありません。
しかし、漫然と長期間使用することは好ましくありません。
文責:薬剤部
最終更新日:2017年12月27日