スパイログラム(肺活量・フローボリュームカーブ)
すぱいろぐらむ(はいかつりょう・ふろーぼりゅーむかーぶ)
概要
スパイログラム検査では、肺活量と、フローボリュームカーブ(気管支の空気の流れやすさをみる検査)の2種類を行います。慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、間質性肺疾患などの肺の病気や手術前に呼吸機能の評価をするなどの目的で検査を行います。
所要時間
約15分
検査を受ける前に
- 検査予約時間の約30分前までに、飲食および喫煙は終了しておいてください。
- 検査技師のかけ声に合わせて検査を受けていただきますので、耳の聞こえづらい方は検査前にお知らせください。
検査の実際
検査を行う際は、鼻をノーズクリップでとめ、マウスピースをくわえて口呼吸で行います。
肺活量
- 口にマウスピースをくわえリラックスして楽に呼吸します。
- 安静に呼吸を数回行った後、「吹いて」の合図で、肺の中にある空気を全部吹き出し、「吸って」の合図で最大限に吸います。その後もう1度吹けなくなるまで空気を吹き出してください。
フローボリュームカーブ
吹き出すスピードと量を測定し、気道の状態を検査します。
- 口にマウスピースをくわえ、リラックスして楽に呼吸します。
- 安静に呼吸を数回行った後、「吸って」の合図で、最大限に吸い、「吹いて」の合図で勢いよく吹き出し、そのままのスピードで肺の中が空になるくらい吹き続けます。
文責:
臨床検査科
最終更新日:2018年2月26日