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ホーム > 検査を知る > 画像検査 > 超音波検査 > 下肢ドップラー(エコー)

下肢ドップラー(エコー)

かしどっぷらー(えこー)

概要

一般の超音波検査が身体の断面像を得るのに対して、音(超音波)のドップラー効果を応用して血液の流れる方向やその速さを知ることができる検査法をドプラ法と呼び、血管の閉塞や狭窄の診断にも用いられます。ドプラ法も人体に対して超音波を発信して体内から反射して返ってくる超音波を受信、映像化していることは一般の超音波検査と変わりなく、下肢のドプラ検査が身体に負担が少なく、安全性の高い検査であることは一般の超音波検査と同様です。
なお、一般には「ドップラー」と呼ばれていますが、超音波の用語としては日本超音波医学会で「ドプラ」と記載するように決められています。
ドプラ法はさまざまな血管や臓器の診断に用いられていますが、代表的なものには頸動脈と下肢の血管が挙げられます。
肺動脈塞栓症(エコノミークラス症候群)の原因となる下肢静脈血栓症の診断にも用いられています。
下肢静脈血栓症の診断には通常の超音波と共にドプラ法が静脈の流れをみるために使われています。また、下肢動脈の狭窄や閉塞の診断にもドプラ法が有用です。

所要時間

20分から40分程度です。

検査を受ける前に

特に注意事項はありません。

検査の実際

検査台に寝ていただきます。
検査する部位に探触子(プローブ)と呼ばれる機械をあてて検査をすることや、検査部位の皮膚と探触子を密着させ超音波を通しやすくするために超音波用ゼリーを塗ることは一般の超音波検査と同様です。
一般の超音波検査と同じように断層像もみますが、それに加えてドプラ法を組み合わせて検査をします。
股の付け根から足にかけて仰向けとうつ伏せで検査をします。

検査後の注意

下肢の超音波検査に伴う制限や注意事項はありません。

文責: 放射線診断科外部リンク
最終更新日:2017年12月4日

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