骨盤・下肢外傷とは
こつばん・かしがいしょうとは
概要
人間は2本の足で移動するため、下肢機能の障害があると移動能力が著しく低下し、とても不便になります。骨盤や下肢(股関節・大腿部・膝関節・下腿部・足関節・足部など)は、交通事故や転落事故などの事故やスポーツで損傷することが多くあります。または、歩行時の転倒によって骨折(大腿骨近位部骨折)することもあります。交通事故や転落事故では、事故の程度にもよりますが、骨盤や大腿骨、脛骨・腓骨という太ももやすねの骨を骨折することがあります。骨折の治療は安静が原則ですが、牽引(足を装置をつけて引っ張ること)やギプスによる保存的治療と呼ばれる治療や、手術を行って金属のプレートやネジで骨折部を固定する観血的治療があります。骨折の部位や程度によって、より安全で確実に早期に治る方法が異なりますので、患者さんと相談して治療方法を決定しています。
文責:
整形外科
最終更新日:2018年1月15日