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ホーム > 病気を知る > 皮膚の病気 > 皮膚の腫瘍 > 脂漏性角化症

脂漏性角化症

しろうせいかくかしょう

症状

「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」とはあまり聞き慣れない病名ですが、非常に受診頻度の高い疾患です。脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)の発生の原因は、紫外線の影響や皮膚の老化です。高齢者の顔などに多く見られる少し盛り上がった茶色~黒色の表面が少しざらついたできものです。健康な皮膚に近い色調のものから黒色調のものまでさまざまで、大きさは数mmから2~3cmくらいで、わずかに盛り上がるものから突出したしこりになるものまであります。シミと混じって存在することが多く、最初シミだったものが盛り上がって脂漏性角化症となることもあります。

図3

図:背中に生じた脂漏性角化症

診断

通常は見た目および前述のダーモスコピーを用いて診断できますが、他の疾患、とくに悪性腫瘍などの可能性を捨てきれない場合には、組織を一部採取または全部切除して検査します。

治療

治療法としては、手術、凍結療法、レーザー治療、電気外科的治療などがあります。見た目だけで診断が確実な場合には、手術以外の治療でも十分です。とくに液体窒素を用いて病変を凍らせてしまう凍結療法は、他の治療法と違って麻酔を必要とせず、簡便なためによく行われます。凍結後は、1~2週で表面から自然にとれてきますが、1回で取れることは少なく通常数回の処置を要します。

生活上の注意

紫外線による皮膚細胞の異常増殖とメラノサイトの活性化によるメラニン産生亢進が主体と考えられていますので、予防のために日焼け止めによる遮光が重要です。痒みを伴う急速な脂漏性角化症の出現はLeser-Trelat 症候群と呼ばれ、内臓癌に伴って発生するため注意が必要です。

慶應義塾大学病院での取り組み

良悪性を気にされ受診された方には、ダーモスコピーによる診断を行っています。それでも診断がつかない場合は手術による細胞の検査(病理組織検査)、ないしダーモスコピーの専門家による特殊外来を勧めています。日帰り手術や液体窒素など、どの治療がベストかは患者さんと相談の上、決定いたします。

さらに詳しく知りたい方への書籍とwebサイトの案内

「美白戦略―しみ・くすみを消し、美しく白い肌をめざす」(南江堂)
脂漏性角化症を含む「しみ」をどのような順序で、どのような治療方法を選択していくのか等の論点を取り上げています。

「知的なスキンケアQ&A―皮膚の常識・非常識」(ミネルヴァ書房)
紫外線ケアを含むスキンケアを分かりやすく概略しています。

文責: 皮膚科外部リンク
最終更新日:2011年12月28日

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