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腸管重複症

ちょうかんじゅうふくしょう

概要

消化管に隣接して存在する嚢胞状・管状の先天奇形で、平滑筋を有し、内面には消化管粘膜でできています。つまり正常の腸以外に腸が「重複して」存在するような形をとっています。その多くは、隣接する腸管と筋層を共有しています。前述のメッケル憩室とは対照的に、腸間膜側に発生するのが特徴的です。咽頭から肛門に至る消化管のどの部位にもみられますが、頻度としては回盲部が最も多いといわれています。また、悪性腫瘍の発生母地にもなりえます。

無症状で経過することもありますが、腹部膨満、嘔吐、腹痛、下血など症状は多彩です。腸閉塞症状や腹部腫瘤を主訴に2歳未満で発症することが多いです。また、腸重積軸捻転などの合併症を機に発見されることもあります。

診断

困難とされますが、超音波検査による蠕動(ぜんどう)運動を伴う嚢腫の描出、消化管造影による消化管の重複腸管の描出または、正常腸管の変形などで診断されます。この重複腸管の粘膜は約30%に胃粘膜を含むため、メッケル憩室シンチグラフィによる異所性胃粘膜の描出によって診断されることもあります。

治療

外科的切除が第一選択です。手術では隣接する正常腸管を含めて重複腸管を切除します。切除困難な場合には、粘膜抜去、隔壁切除などの姑息的(非根治的手術)手術が行われます。一般に、他の合併症を伴わない限り、予後は良好です。

文責: 小児外科外部リンク
最終更新日:2014年11月28日

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