嚥下調整食とは、飲み込みが悪くなった方のために、嚥下機能に応じて食事の硬さや大きさを調整した食事です。
『嚥下調整食学会分類2013』によると、嚥下食の段階に応じて、いくつかの種類があります。
献立例
嚥下食1: 嚥下調整食 0j相当。嚥下評価や訓練用のゼリー食です。
ほうじ茶などの液体は誤嚥しやすいため、嚥下機能に応じてとろみ剤でとろみ付けを行います。
状態によっては、液体の摂取を中止する場合があります。
【朝食・昼食・夕食】
嚥下食2: 嚥下調整食 2-1相当。べたつかずまとまりのあるピューレ、ペースト、ミキサー食です。
ほうじ茶などの液体は誤嚥しやすいため、嚥下機能に応じてとろみ剤でとろみ付けを行います。
状態によっては、液体の摂取を中止する場合があります。
◆エネルギー 1,350kcal/日
◆たんぱく質 46g/日
◆脂質 44g/日
◆塩分 6.5g/日
【朝食】
【昼食】
【夕食】
嚥下食3: 嚥下調整食 3相当。舌で押しつぶして、送り込みが可能な食事です。
ほうじ茶などの液体は誤嚥しやすいため、嚥下機能に応じてとろみ剤でとろみ付けを行います。
状態によっては、液体の摂取を中止する場合があります。
◆エネルギー 1,600kcal/日
◆たんぱく質 52g/日
◆脂質 52g/日
◆塩分 6.5g/日
【朝食】
【昼食】
【夕食】
※写真は病院食の一例です。病態により食事療法の内容が変わります。
詳しくは医師にご相談のうえ、栄養相談室にご来室ください。
文責:食養管理室
最終更新日:2019年12月2日