概要
外尿道口より内視鏡を挿入し、膀胱内粘膜の異常や膀胱壁を観察し、腫瘍、結石の有無、尿管口の異常、前立腺部尿道の閉塞状態(男性のみ)を調べる検査です。
所要時間
20分から30分(麻酔時間を含む)
検査を受ける前に
- 泌尿器科外来で行います。検査前にトイレを済ませて膀胱内を空にして下さい。
- 検査室に入り、ズボン・パンツ等、下半身の衣服を脱いで下さい。
検査の実際
- 検査台(内診台)に仰向けで寝て、脚台に脚を載せます(砕石位)。
- 清潔な布を被せますので、検査中は手を出したり、動いたりしないで下さい。
- 男性の場合はゼリー状の麻酔薬を使用して尿道局所麻酔をし、5~10分後に外尿道口から内視鏡を入れ検査を始めます。女性の場合は男性に比べて尿道が短いため麻酔を行ないません。
検査後の注意
- 検査後、血尿が出ることがあります。色がつく程度なら心配ありません。濃い血尿や血の塊が出たり、尿が出なくなったり、尿量が少なくなったり、お腹が張って苦しいなどの症状がある場合はご連絡下さい。
また、38度を超えるような高い熱が出た場合もご連絡下さい。 - 感染予防のために抗生物質が処方される場合があります。指示通りに内服して下さい。
- 水分を多めに摂るようにし、飲酒や激しい運動は避けて下さい。
- 入浴は当日から可能です。
文責:
泌尿器科
最終更新日:2017年2月28日