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ホルター心電図検査

ほるたーしんでんずけんさ

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概要

  1. ホルター心電図検査は、携帯電話ほどの大きさの記録機(レコーダー)を装着して、通常どおりの生活をしていただき、心電図を長時間記録する検査です。心拍数の変化、不整脈の発生頻度や虚血性変化を調べて、自覚症状との対比を明らかにすることができます。不整脈としては、心室性や上室性の期外収縮・頻拍症、心房粗動・細動、洞停止、洞房ブロック、房室ブロックなどの診断に用いられます。
  2. 虚血性心疾患では、運動により誘発される労作性狭心症、夜間にのみ生じる異型狭心症のような病気の診断に有用です。発作性の不整脈や狭心症の症状がを毎日起こる場合には、発作時の心電図変化を検出することができますが、記録が24時間に限られるため、発作頻度が低い場合はこの検査では検出できなくなります。

所要時間

機械の装着には15分程度かかります。翌日は、記録開始の一時間前(機械装着23時間後)に来院していただき、機械を取り外します。取り外しには5分程度かかります。

検査を受ける前に

鎖骨付近に電極を装着しますので、胸の大きくあいた服は避けてください。

検査の実際

前胸部に電極を数枚貼り付け、レコーダーにつなげてベルトで腰に固定し、服を着ていただきます。その際、皮膚の余分な角質を取り除くため、電極を装着する部位に、研磨剤混入クリームを塗り、皮膚をこすります。

検査中は、行動や症状を日記帳に記入していただきます。(就寝・起床・食事・薬・トイレなど)自覚症状があった時には、レコーダーのボタンを押していただきます。

検査後の注意

装着中に運動を制限する必要はなく、通常どおりの生活をしてください。シャワーや短時間の入浴も可能です。レコーダーは精密機械ですので、床に落としたり、ケースを開けたりしないでください。電気毛布・電気シーツ・ホットカーペットは電気ノイズを発生しますので、使用できません。また、胸部に装着した電極や、テープを外すと正確な解析ができません。皮膚の弱い方は電極やテープでかぶれる場合があります。

文責: 臨床検査科外部リンク
最終更新日:2018年2月26日

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