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高周波熱凝固法

こうしゅうはねつぎょうこほう

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概要

通常の神経ブロックは局所麻酔薬を使用しますが、効果の持続時間が比較的短いのが欠点です。そこで、ブロックの効果を長続きさせる方法の一つとして考案されたのが高周波熱凝固法です。

治療

局所麻酔薬による神経ブロック同様、神経の近くに針を刺して処置を行います。針の先端から高周波の電磁波により熱を発生させ、神経を構成しているタンパク質の一部を凝固して、神経の働きを長期間抑える方法です。局所麻酔薬で一時的に神経を麻痺させる一般的なブロックと違い、この方法では、遮断された神経が再生するまで効果が持続します。その期間は個人差がありますが、数ヶ月から1~2年といわれています。
高周波熱凝固法は下記の疾患に対して行われます。

  1. 三叉神経痛
    眼窩下神経(三叉神経の第2枝の末梢枝)高周波熱凝固法は、外来で施行します。
    下顎神経・ガッセル神経節の高周波熱凝固法はレントゲンを見ながら行います。

  2. 腰痛・背部痛
    腰背部痛のうち、脊髄からでる神経の枝(脊髄神経後枝内側枝)が、痛みに関係することがあります。この神経を、高周波の熱を使って焼くことで、腰からの痛みの伝達を遮断することができます。このブロックは、レントゲンと電気刺激を使って、神経の位置を確認しながら行います。

  3. 帯状疱疹後神経痛
    帯状疱疹による神経痛が持続する場合に、原因となる脊髄神経の神経根高周波熱凝固法を行うことがあります

  4. その他
    がんによる痛みなどに行うことがあります。

合併症としては、通常の神経ブロックと同じように出血、感染がありますが、その他にもブロックした神経の支配する範囲にしびれを生じることがあります。

文責: 麻酔科外部リンク
最終更新日:2016年8月1日

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